やさしいきもち

~人が好き。人の笑顔を見るのが好き。誰しもが幸せであることを祈り、綴る言葉のあつまり~

『時』

絶えず

流れゆく『時』のなかで

足を止め

『時』の流れを身体で受け止めてみる

 

『時』はいつも

待ってほしいときに待ってはくれないし

いつも心を おいてきぼりにしていく

 

『時』は酷だ

 

けれど

身体の傷は『時』とともに消えゆき

 

決して無くなることのない心の傷さえも

その痛みを和らげ

癒していく

 

『時』はやさしい

 

『時』が持つ 相反する表情は

どちらも

嘘偽りのないものなのだと思う

 

つらい時には

立ち止まるのもいい

おいていかれるかもしれないけれど

後ろに押し戻されることはない

 

追いつこうと思ったら

また歩き出せばいい

 

『時』に振り回されずに

『時』のやさしさを感じればいい

 

立ち止まったら

今 自分が立っている場所が見えてくる

 

今まで見えなかったものが

きっと見えてくる

 

これから進むべき道が見えてくる

 

だから

立ち止まっていいんだよ

『時』を味方にしていいんだよ